2023年7月2日、「中野サンプラザ」が遂に閉館とのこと。
僕がワンマンライブをやったのは2017年6月6日のこと。
僕のライブ公演の前後では、5月30日に『スキマスイッチ』。そして、僕の公演の3日後、6月9日および10日は『山下達郎』さん。そして17日は『斉藤和義』さんのライブが「中野サンプラザ」で開催。
数々の有名ミュージシャン達も立った歴史あるステージで‟ワンマンライブ”を開催できた。
このことは僕にとってかけがえのない一生ものの財産になりました。
今でこそ「一生の財産」とも呼べる経験にはなりましたが、とはいえ、開催に至るまでには、様々な壁にぶつかったり、失敗も数々あり。
何よりまず、‟会場を抑えられるかどうか”の大きな問題が立ちはだかることに…
最初は‟門前払い”だった
今だから言える話ですが、最初「中野サンプラザ」に
‟ワンマンライブをやりたいのでホールを貸してほしい”
と連絡をしたら、あえなく門前払い(笑)。
‟いや、熱意が伝わればきっと！”
と、根性論を振りかざし、めげずに何度電話するも結果は同じ。
‟お取引の実績が無い方にお貸しすることは出来ない”と…。
それまで知らなかったのですが、中野サンプラザって「区民ホール」ではなく、「株式会社中野サンプラザ」が運営するホールなんですね。「市民会館」感覚で借りられると思っていたことがそもそもの大間違い…(笑)
結果、その後に現れる‟救世主”の登場によって話を聞いてもらえる糸口を頂き、無事開催することができたのですが。
‟「熱意」をどれだけ伝えてみたところで、熱意だけではどうにもならないこともある。”
ということと、
‟思うようにいかなくても諦めず、夢や目標は言葉にして人に伝えること。すると導いてくれる誰かが現れる。”
ということをこの時の経験から学びました。
無事に会場を抑えることは出来たのですが、今度はその後に続くプロモーション活動の中で、思わぬ失敗をすることに…
早過ぎた「決起集会」
「中野サンプラザ・ワンマンライブ」は、開催日当日の‟１年前”、2016年6月6日から動き出していたプロジェクト。
‟絶対に成功させるんだ！”
という熱い思いと、気合いも充分に、とにかくギターとチラシを抱えて毎日行動をしまくりました。
活動の中で応援してくれる人も増えていき、2016年の10月に立川市の飲食店を貸し切って「決起集会」を開催。実に、ライブ本番の「8か月前」。今から考えれば普通に早過ぎました…(笑)。
ただ、この時はとにかく必死。何せ教えてくれる人も、わかる人も僕の周りには一人もいない。自分で考えて、やった中から得られるものを得ていくしかない状況。しかも、1年なんてあっという間。早め早めに段取りをしていかなければと。
結果、この早過ぎた「決起集会」の開催から
‟物事には適切な時期やタイミングがある”
ということと、
‟人は忘れやすい。人の熱は冷めやすい”
ということを学びました(笑)。
どんなにその時には熱が高まっても、その熱を8ヵ月も持続するのは無理というもの。ましてや自分ごとではなく、他人ごとなら尚更…(笑)。
今となってはめちゃくちゃ良い勉強の機会になりました。
「中野サンプラザ」に‟成長”を頂いた
紆余曲折ありながらも（端折り過ぎ⁈(笑)）、結果、平日の夜にも関わらず、本番当日はたくさんの人たちに集まって頂くことが出来、「夢」であり「目標」として掲げていた「中野サンプラザ」でのワンマンライブを無事開催することができました。
ブログでは語り尽くせないほど、様々な経験をし、成功をさせるためにたくさん勉強し、様々な「教訓」や「学び」を得ることができた。それが僕にとっての「中野サンプラザ」ワンマンライブ。
‟憧れのステージ”であっただけではなく、‟成長”をさせてもらうことが出来たと、感謝の気持ちでいっぱいです。
無くなってしまうことは寂しいことですが、僕の中にある「思い出」と「経験」は一生もの。
何より、夢を追いかける‟熱い思い”を持たせてくれた。
「中野サンプラザ」には、本当に感謝。ありがとうございました！
