「発声」のメカニズムと「歌上達」のコツを手に入れた。大失態の教訓

活動の記録
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今年の9月からなので、2か月ほど前からですが、12月にライブデビューを控えているアイドルグループの子たちに、縁あって、「発声」と「歌唱」の指導をさせて頂いています。

 

僕自身、この10数年間、「歌うたい」として歌い続けて生きてきたわけですが、その活動の中で、日々、どう歌ったらいいだろう?どう歌ったらもっと人に届く歌声や歌い方になるだろう?ということを、独学で試行錯誤し続けてきました。

 

おそらく、10数年前の歌声を知ってる人たちからしたら、当時の歌声と今の歌声に変化を感じてくれてる人もいるかも知れません。

 

  • 以前より高音が綺麗になってませんか?
  • 優しくて透明感のある声ですね!
  • 歌声に哀愁や情感を感じます!

 

などのお言葉を頂くことも、昔に比べて、実際に増えました。

 

特に「声」に関しては、自分でも「武器」にできるようにと、意識をして磨きたいと思って取り組んできていたことなので、一定の評価を得ることができていることは嬉しいこと。

 

‟声がまったく出なくなる”という「大失態」の経験

そんな僕ではありますが、「声」に関して過去に‟大失態”を犯してしまった経験があります。

 

2016年に開催した「立川市市民会館 大ホール」(たましんRISURUホール)でのワンマンライブの時のこと。

 

初めての大ホールでのライブ。しかも、普段の‟ギター弾き語り”とは違い、バックバンドを入れて、バンドの生演奏でのライブ。2時間におよぶライブの最後には、声がスカスカで全く出なくなるという大失態を犯してしまいました…。ほんと、まったく出ない。

 

今思えば、その原因は、気合が空回りして、バンドの生音に負けない様にと、喉で力んで、がむしゃらに張り上げて声を出して歌っていたことだと自覚しています…(汗)そりゃ喉をやっちゃうわなと。

 

その翌週、衆議院議員の長島昭久さんの後援会のパーティーで歌わせていただくことになっていたのですが、病院で診てもらってはいたものの、喉の調子は本調子には戻っておらず、気持ちでなんとか声を振り絞って歌ったというのは、今だからこそ言える話(笑)。

 

この頃から、声の出し方、発声に関して、より意識が向くようになった経緯があります。

 

いかに声を張り上げないで、響きのある良い声で歌えるようになるか。その甲斐あって、今では2時間どころか、5時間、6時間歌おうとも喉が痛くなるということも無ければ、毎日歌い続けても、声枯れをすることはまったく無くなりました。

 

「発声に関する知識」と「歌上達のコツ」の吸収

 

そして、今回、‟歌を教えて欲しい”と頂いた依頼。とはいえ、あくまで今までの僕のスキルは‟自分の感覚”として掴んできたもの。

 

人様に教えさせて頂くうえで、発声のメカニズムや、歌の上達に必要な「理論」も必要と考え、また自分の感覚を「言語化」して伝えられるようにと、30冊ほどの発声やボイストレーニングに関する本を読み込み、‟コレにはコレ”といった処方箋を見つけられるまで、自分の中に落とし込みをすることに。

 

学び直して思ったことは、独学で試行錯誤してやってきたことだったけど、掴んできた感覚、必要な部分について、‟やっぱりそうだったんだ!間違ってなかった!”と、納得することも出来ました。

 

そして、‟どこをどうすれば、どういう効果が効率的に得られる”ということを学べ直せたことは、とっても大きな収穫。

 

‟こういう状態だから、こうしてみると良くなるかも”というのは、最近のレッスンでも活かされていて、ほんのささいなことでも、アドバイスする前と、した後とでは、しっかり変化を感じ取れてもいます。また、それをすぐに飲み込んで取り込める彼女たちの吸収力もすごい。

 

‟歌を教えて欲しい”という依頼を頂けたことで、知識を改めて吸収する機会をもらえたことに感謝をすると共に、吸収した知識、僕が活動で培ってきた感覚、経験を彼女たちにしっかりと伝え、活かしていければ良いなと考えています。

 

また、僕自身、自分の歌声を磨くことにもしっかりと活かしていきたいなと。そして、更に「発声」や「歌」に関しての見識も広げ深めていかなければとも思っていたりもします。

 

歌は‟今日やって、明日いきなりうまくなる”ような類のものではなく、長期的にコツコツと取り組んだことが身についていくもの。そして、人間の体のメカニズムと関わっているものなので、コツコツ積み重ねたものが確実に身についていくものだったりもします。

 

彼女たちのレベルアップと、自分自身のレベルアップ。コツコツしっかり取り組んでいかねば!

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