前回の記事で、夢や目標を達成していくには‟「本気度」が必要”ということについて、少し書いてみましたが、
今回は、「夢」や「目標」を叶えるのに最も必要なものについて書いてみたいなと。
初めに結論から言ってしまうと、夢や目標を叶えるうえで、最も大切なものは何かと言えば、それは
‟諦めない心” だと思っています。
おいおい、精神論かよ!と思う人もいるかも知れませんが、これは僕自身の経験からも言えますし、「成功者」と言われている様々な人たちも言ってること。
他の方の話はわかりませんが、僕自身の経験を少し語らせてもらえるならば、僕は18歳の頃に‟歌手になりたい”と夢を持ち、オーディションで芸能プロダクションに所属を決めました。
しかし、なかなか芽が出ないまま時間だけはどんどんと過ぎ去っていき、「芸能活動」と「アルバイト」の二足を掛け持ちしながら、気が付けば20代後半に。
「夢」と「現実」の狭間の中で、僕がその時選んだ決断は‟独立して自分でやる”というもの。正直、この時になって「本気度」に火が付いたとも言えるかも知れません。それまでの僕はホントいい加減で(今もかもですが(笑))、「本気度」なんて、まったく伝わっていなかっただろうなと今になって思います。
さて、20代も後半になってくると、芽が出ていなければ‟諦める”という結論を考える人も増えてきます。
周りには会社で昇進した仲間、事業を起こした仲間、結婚して家庭を持った仲間など、色々な変化も起こり始め、自分の現状と周りとの差に焦る気持ちを覚える人もいるのかも知れません。
更に、
‟いつまで夢なんか追っかけてるんだ。そろそろ現実を見ろよ”
と言った声を掛けてくる人たちも現れ始めます。そして段々と、夢や目標へ向かっていく気持ちが萎れていってしまい、‟諦める”ということに繋がっていってしまうものだったりします。
しかし、僕は29歳の時に自分でレーベルを立ち上げてCDデビューをしました。その時には、お金も無ければ、コネも無い。人より秀でた音楽の才能もあるわけではない。あるのは‟諦めきれない思い”と‟やる気”だけ!(笑)。
そんな僕でしたが、以降、
- 新星堂インディーズCD全国売上ランキング「1位」獲得
- たましんRISURUホール(立川市市民会館) 大ホール ワンマンライブ達成
- 中野サンプラザホール ワンマンライブ達成
- 赤坂BLITZ ワンマンライブ達成
- 通信カラオケでオリジナル曲配信
- TVアニメ(J:COM) エンディングソング担当(作詞・作曲・歌)
など、自分で掲げた「夢」や「目標」を一つずつ叶えてくることができ、ありがたいこと、幸せなことに10年以上に渡って、歌を歌うことで生きてくることができました。
たくさんの仲間、簡単には繋がることが出来ないような様々な人脈や、経験値、かけがえのない楽しい思い出もたくさん得てくることが出来ました。
そして、最近では‟歌を教えて欲しい”、‟ギターを教えて欲しい”であったり、‟ビジネスに力を貸してほしい”、‟経験してきたことを聞かせて欲しい”といった言葉も頂くようにもなりました。
もしあなたが、僕のことを‟夢や目標を叶えてきた人だ”と思ってくれるならば、伝えたいのは
‟どんなことがあっても諦めないことが大事だよ!”
ということ。
諦めずに「夢」や「目標」を追い続ける道の中で、もしかしたら「夢」や「目標」のゴール地点が変わってくることはあるかも知れません。しかし、それは‟諦める”こととは違います。
人間、一度目の前の現実から逃げ出してしまうと、‟逃げ癖”が付いてしまうもの。
逃げることを否定する訳ではありません。生きる上では、逃げることが大事な場面が多々あります。その時には思いっきり逃げることが大事。
しかし、‟諦める”というのは、自分の可能性から逃げること。自分の可能性を捨ててしまうことではないかと思います。
以前、ある人から‟雨を降らせる部族”の話を聞いたことがあります。
その部族が雨乞いをすると、必ず雨が降るということ。そしてその部族の祈り方がハンパではなくて…
‟雨が降るまで祈り続ける”
というもの。究極の成功哲学です。笑い話に聞こえますが、それこそが大事なこと。結果に繋がるまで諦めずにやり続ける。
どんな未来が待ってるかなんて誰にもわからないこと。成功する、しないなんてことも誰にも予測は出来ません。僕が上記のような実績を得るなんてことだって誰も思ってもいなかったでしょう。
それだって、20代後半で夢を諦めてしまっていたら、得ることは出来ませんでした。実績ばかりではなく、今いる仲間や応援してくださる人たち、たくさんの経験や思い出も得ることはできませんでした。
だからこそ、声を大にして言いたいのは
‟簡単に諦めるな!”
というもの。
‟もう完全にやり切った!清々しい気持ちでいっぱい!何の未練もない!”
道を変えていいのは、そう思えた時だけ。
どこへ辿り着くのかは、辿り着いてみなければわからないのが「人生」という旅。
「夢」や「目標」を掲げたのならば、その道は自分で進むと決め、自分が選んだ道。どんなに険しい道だったとしても、簡単に諦めることなく、泣きながらでも、這いつくばってでも、絶望の淵に立たされても、突き進んでいってほしいなと思います。
今はまだわからなくても、そこで得た経験は、誰もが味わうことはできない本当に貴重な人生の財産になります。
人間、最期の時に持っていけるのは、自分が歩んできた経験や思い出だけ。
‟やり切った!最高な人生だった!”
どうか、そう思えるような生き方を!