‟次の目標は何?どこを目指すの?”
と、人に会った時に聞かれることがある。振り返ってみれば、僕の音楽活動、いや、人生と言ってもいいかも知れないけど、常に‟具体的な目標”を置いて、そこに向かって走り続けてきた。
子供の頃は‟「プロ野球選手」になりたい”と白球を追いかけ、高校卒業してからは‟「歌手」になりたい”と夢を追いかけ芸能事務所に所属。自主レーベルを立ち上げて音楽活動を始めてからはCDデビュー、中野サンプラザ、赤坂BLITZでワンマンを目指し…と。
2019年に「赤坂BLITZ」でのワンマンを終え、それまで音楽活動の中で‟やりたい”と思って自分で掲げた目標をほぼ叶えて来てしまった。更に2020年から『コロナ禍』に突入。
思えばこの頃から「夢」や「目標」というものを持たないまま、「守り」の姿勢で今日まで来てしまってるように思う。
失敗を恐れるようになる
‟大人になる”というのは残酷なもので「世の中」だったり「人間」というものが見えてくる。それに従い「自分の立ち位置」というものも見始めるようにもなってきたりする。すると、夢や目標よりも「現実的」なことに意識が引っ張られやすくもなってくる。
「現実的」なことに意識を持っていかれ始めると、「消極的」や「悲観的」という‟ネガティブ”な心の状態が生まれやすくもなる。自分の下手な見栄やプライドを守ろうという意識も出てくる。「失敗」や「傷つくこと」を恐れるようにもなってくる。
そうすると「夢」や「目標」を言葉にして口にすることも避けるようにもなってくるし、「夢」や「目標」を追うという‟リスク”を選ぶことを避けるようにもなってくる。それらしい理由を見つけ出して。
‟それが普通でしょう。”
と、もしかしたら人は言うかも知れない。
でもなぁ。‟今更、普通って柄でもねぇだろう。俺の人生。”
という思いがどこかで込み上げてきたりもする。
今までだってたくさん笑われてきたじゃねぇか。‟無理でしょ”と言われてきたじゃねぇか。‟現実を見ろ”と言われてきたじゃねぇか。それでもここまでやってきたじゃねぇか。
人から笑われようが、後ろ指差されようが、50歳になろうが、60、70、80歳になろうが、カッコ悪くても、いつまでも青臭く、人に迷惑かけながら、頭下げながらでも「夢」や「目標」を追いかけて生きる人生。それも僕らしいんじゃないかって。
そうした時に僕は何を思うか
‟一人でも多くの人に歌を届けたい。聴いてもらいたい。そして、僕の歌を聴いて喜んでくれる人、僕を必要としてくれる人と一人でも多く出逢いたい。1万人、10万人、100万人…歌を通じて1人でも多くの人と繋がっていきたい。”
それが素直な思いだなって。こんな青臭い思いを掲げて、たとえボロボロになりながらだったとしても、行けるところまで生きてみてもいいのかもなって。だってそれこそが僕のやりたいこと。
今はまだ‟歌うこと”がやるべきこと
僕より歌が上手い人なんて、世の中そこら辺を見まわしてみてもたくさんいる。カラオケの採点システムなんて怖くて使えたものではない(笑)。
それでも、僕の歌を聴いて喜んでくれる人、聴いて涙を流してくれる人、楽しみにしてくれる人、‟勇気をもらった”と笑顔を見せてくれる人がいてくれる。
そういう人たちがいてくれるから突き動かされる感情でもあったりする。
いつだったか、ある人にこんなことを聞いたことがある。
‟僕はまだ歌を歌っていていいのだろうか?”
そしたらその人は
‟歌を歌い続けられているということは、神様から「歌を歌いなさい」と言われているということ。それが今やるべきこと。他の道に行くべき時には、自然とその流れが出来てくる。だから今はまだ歌い続けなさい”
と。
‟「夢」を追いかけて生きてる君が君らしくて、見ててカッコいいよ”
こんな風に言ってくれた知り合いもいてくれた。
心に素直に
‟夢中になる”という経験を、ここ最近感じられてないまま日々を過ごしてきた。
いくつになっても、傷つくことを恐れず、自分の心に素直に。「現実的」なんて言葉に引っ張られて‟守り”に入ったらそこで終わり。
これまでも夢や目標を叶えていく姿を見せてきたじゃないか。もう一度見せてやろうぜ「夢物語」を叶えていく姿を!‟夢を持って生きるのはいいよ!”と説いてる本人が、夢を持ててないんじゃ仕方ない。
‟一人でも多くの人に歌を届ける。そして喜んでくれる人、必要としてくれる人、1万人、10万人、100万人…1人でも多くの人と繋がっていく”
このことを目標に掲げて、明日からまた以前の様に泥臭く、青臭く、目標を叶えるために夢中になって。
何より、「夢」や「目標」を持った人生は、それ自体で人生に‟張り”が出る!楽しくなる!
大丈夫!俺の人生、日に日にますます良くなっていく!
さぁ、もう一丁!人生楽しもう!
思いのままに書いた取り留めもない文書を最後まで読んで下さり、ありがとうございました!