テレビアニメ「エンディングソング」制作の舞台裏エピソード

エッセイ
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2019年11月。J:COMテレビのアニメ「アストロロジー~おかしな12星座占い~」のエンディングソングとして「星に願いを」という楽曲を書き下ろしで制作することになりました。

 

 

このプロジェクトのお話は、僕が「赤坂BLITZ(マイナビBLITZ赤坂)」でのワンマンライブを終え、一区切りついた頃に頂いたもの。

 

 

仕事をするきっかけは、お世話になったプロダクションの会長からの誘いでした。 「アニメのエンディングソングを担当しないか?」というご連絡を受け、最初は楽曲提供だけかと思いましたが、「そのまま坂本くんが歌って」という提案があり、作詞・作曲・歌唱を担当することに。

 

アニメの詳細は「星占いのアニメ」という程度の限定的なもの(笑)。しかも納期は1週間。アップテンポ曲とバラード曲、2曲のメロディーをその日中に書き上げて確認したところ‟バラード”の採用が決まり、歌詞を書き上げることに。

 

最初に降りてきた歌詞は「星に願いを 星に祈りを」のフレーズ。 テーマが「星占い」であることから、「願い」「祈り」が真っ先に浮かんできて、これをサビの歌詞に組み込みました。

 

また、この話は誰にもしたことがないんですが、この曲の歌詞を書く際、実際のアニメ作品を観ることが出来ていない中で「星・星座」というテーマからイメージしたのは、子供の頃に夢中になったアニメ「聖闘士星矢」でした。

 

歌い出し冒頭の歌詞に「いつか見た星座の物語 心揺さぶられたなぁ」というフレーズがありますが、これなどはまさに子供の頃に受けた感情をそのまま歌詞にしたもの。

 

子供の頃の経験が大人になって、こういった場面、こういった形で生きてくるとは…いろいろな経験をしておくことって大事。

 

また、この曲には1つ制約がありました。それは、‟1分の曲を作って”というもの。番組のエンドロールの際に流れるのがエンディングソング。そのエンドロールの時間は1分間。短くても、長くてもNGで1分でという制約。

 

編曲を担当したアレンジャーにもそのことを伝えて、イントロやアウトロの尺を変更したり、曲調が変わらない程度にテンポを若干変えるなどして、きっちり1分の曲を完成。

 

作詞・作曲を仕上げ、編曲と歌入れを経て、無事にアニメのエンディングソングとして納品。初回の放送で

 

エンディング曲
「星に願いを」
歌:坂本明宏
作詞:坂本明宏
作曲:坂本明宏

 

のテロップを見た瞬間、初めての経験であり、さすがに感動がこみ上げたことを覚えてます。

 

このプロジェクトは僕の音楽活動の中で、かけがえのない貴重な経験であり、アニメファンの皆様に音楽を届けさせていただけましたことを誇りに思います。

 

「星に願いを」の楽曲はYouTubeでも聴いて頂くことが出来ますし、公式オンラインショップおよび、ライブ会場で発売中のシングルCD「S」にも収録されてます。ご興味ある方は是非!(ちなみに、1フレーズを新たに付け足しているので1分を少し超えてます(笑))

 

 

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